【限定200人】商品開発に1年半!新感覚の写真プリント『PIKLIP』を発表!【βテスター募集中】

新年あけましておめでとうございます!

これまで多くを語りませんでしたが、昨年『PIKLIP(ピクリップ)』という会社をアメリカで設立しました。この新しいプロダクト(サービス)を生み出すまでに1年以上時間を費やし、ようやく(ベータ版ですが)紹介できるまでに行き着きました。

PIKLIP』は何度でも貼ったり剥がしたりができる新感覚のフォトプリント製品です。

先日、公式サイト(www.piklip.com)をオープンし、ベータテスターを募いはじめました。限定200人と制限がありますが、この写真プロダクトに興味を持ってくれた方は是非ベータ版のテスターとして参加してくれると嬉しいです!

この製品を生み出すまでには1年半の時間がかかりました。
様々な素材を世界各国から取り寄せ、何度もプロトタイプ作り、改良に改良を重ねていくという地道な作業の繰り返しです。
当初は去年の冬にはリリースをイメージしていましたが、物質的なプロダクトはアプリのように気軽にリリースしてアップデートで改善するという手法が通用しない世界なので、想定していたよりも物凄い時間がかかってしまいました。

これまで長い間、ソフトウェア開発を中心に活動してきて、大体どのアプリも最初のバージョンのリリースまでの期間は数日〜数週間という感覚でしたし、100万ダウンロード超えのヒット作となった『FusionCalc』の初回バージョンでさえ、アイディアからデザイン、プログラムまでの全ての工程を含んで10日ほどで完成させたと記憶しています。

1つの作品の開発に1年以上も費やしたのは人生ではじめての経験のような気がします。それだけ物質的な商品を世に出すという事は、時間もコストもかかる大変な事なんだと、色々と学ぶ事が多い1年半でした。

今回、個人開発者という枠を超えて、起業に踏み切ったのは、1人ではどうにもならない次元のビジネスに手を出してしまったからでもありますが、個人という枠を超えてもっと大きな事にチャレンジをしてみたいという想いもありました。

「写真プリント」と聞くと一見、時代の流れを逆行しているようなプロダクトに手を出した、という印象を受ける方もいるかと思いますが、写真をプリントする人が減ってきている今だからこそ、挑戦しがいがあるマーケットだと感じています。

プリントをしなくなった人達(世代によってはプリントをした事の無い人たち)へ新しい提案ができれば、写真プリント市場はまだまだ開拓する余地が残っていると信じています。

まだまだプロダクトについてや、制作秘話など語りたい事はたくさんありますが、ひとまずはこの商品の存在を皆さんに知っていただければ幸いです。
裏話に興味がある方は、今回の事業について妻目線のブログが更新されているのでご覧ください:
『PIKLIP』設立までの道のりを妻目線で ① 〜キーマンと出会うまで〜

初回のベータテスターは200人限定と少数ではありますが、少しでも早く正式リリースに繋げる為にも友達や家族、SNSなどで興味のありそうな方達へシェアして頂けると本当にありがたいです。

2018年もどうぞよろしくお願い致します。

Leo Rivas(リオ・リーバス)
CEO, Piklip Inc.

LINEスタンプをiMessageステッカーに移植して販売したい!〜App Storeで公開する為の準備と全体の流れ〜


LINEスタンプのクリエイターの方達が少しづつiPhoneのメッセージアプリ(iMessage)用にスタンプを移植しはじめていますが、その多くは代行業者を通して配信しているもののようです。

本当は誰でも適切なステップを踏めば、個人としてApp Storeで作品を公開する事は、そう難しい事ではありません。マラソンと同じで、とにかくあまり先の事は深く考えず、一歩づつ前進する事だけに集中していれば、いづれゴールに辿り着きますから!

そんなわけで、これから自ら配信したいと考えているクリエイターの方達の道しるべになるように、今回はiMessageステッカーをApp Storeで公開するまでのステップをまとめてみました。

(注)これは最初から最後までのステップを細かく解説したチュートリアルではなく、どこからどう手をつけて良いか右も左も分からないクリエイターの方が全体の流れを把握し、どのように情報収集すれば配信まで辿り着けるかの全体の流れをまとめた内容です。


目指せスタンプ界のピコ太郎!クリエイターがLINEスタンプよりもiMessageステッカーで勝負するべき理由!


昨年公開されたiOS 10からクリエイターが自由にiMessage用のステッカーやメッセージアプリを作れるようになりました。これまでLINEやFacebook Messengerなどのサードパーティー製のメッセンジャーアプリの方が機能が豊富だった事もあり、純正メッセージアプリよりも人気が高まっていましたが、ここにきてAppleが純正のメッセージアプリに力を入れてきた事に注目が集まっています。
2014年、LINE Creators Marketが一般のクリエイターのステッカー販売をオープンにした事が話題になり、今でも多くのクエイタイーがLINEスタンプを作り続けているようですが、今勝負すべきマーケットはiMessageステッカーだと思っています。

今日はその理由をいくつか紹介します。

【ユーザー数は10億人!?】

日本ではそこまで盛り上がっていないiMessageステッカーですが、アップルによるとiMessageアプリは:

・iOS端末で一番使われているアプリで
・毎秒20万回もの送受信が行われている

とのことです。

iPhoneのアクティブユーザーは全世界で10億人なので、その中のどれだけのユーザーがiMessageを実際に使っているかの公式データはないものの、iMessageはiPhoneに最初からインストールされているアプリなので、少なくとも10億人がいつでも使える状態のアプリであることは間違いありません。

ちょいキモ系 iMessageステッカー『リアル絵文字』をリリース!初Swiftとアプリ内課金に挑戦!


新年あけましておめでとうございます。

昨年は日本、スペイン、オランダ、と転々と移動を繰り返しながら最終的にまたカナダのモントリオールに戻るという相変わらずバタバタ落ち着きの無い一年でしたが、懲りずに今年も色々と新しい事にチャレンジしていこうと思います!

2016年の後半はカナダを拠点に起業へ向けて頑張っていましたが、流石は北米と言いますか、年末のホリデーシーズンに突入すると周りがまったく仕事しないモードに入るので、色々と進めたくても進められなくなり、新事業の方は一時停止状態。

せっかくの機会だからと前半はまったりクリスマスビデオなんか作ったりしながら過ごしていました。


ただ、新年を迎えたあたりから、何もしていないのもウズウズしはじめて、何か一週間くらいでサクっと作れるプロジェクトを模索しはじめました。
アプリだと何も構想も無い段階から一週間で仕上げるのは厳しいと思い、去年、ちょっと良い感じでダウンロードされたiMessage用のステッカーを作ってみる事に!

iMessageステッカーを無料で配信したら有料アプリの売り上げが1.5倍に!米App Storeでフィーチャーされた結果はいかに!?


iOS 10からiPhoneの標準メッセンジャーアプリ「iMessage」にステッカーが追加されました!早い話がLINEスタンプみたいなものです。

そこで、以前LINEスタンプとして販売していた「犬のスタンプ」をそのままiMessageでも配信してみる事にしました。このスタンプの制作には100時間以上かけているので、本当は有料で販売したい気持ちもありましたが、すでにLINEスタンプとしてそれなりの収益を得ていたのと、たぶん有料で売っても人気ステッカーに負けて埋もれるだけだろうと考え、最初から無料ステッカーとして勝負する事にしました。

ステッカー自体には広告も貼れないので収益性は完全にゼロですが、多くの人にダウンロードしてもらえれば、そこから自分の他のアプリを知ってもらえる切っ掛けになる可能性に賭けてみました。

結果、思い切った決断をした甲斐があって、iOS 10のリリースと同時にアメリカ含むいくつかの国のApp Storeでフィーチャー(おすすめ)してもらう事ができ、最初の数週間で11万ダウンロードを達成しました!

スターウォーズ、Angry Birds、ディズニー・キャラクターなどが勢ぞろいするラインアップの中に自分のステッカーが含まれていたのには驚きました。更にランキングでも頑張ってくれて、しばらくの間、U.S.のストアで「スターバックス」や「キティー」、「クロッシーロード」などのメジャーブランドに負けずに奮闘していました。

アプリの世界では話題作だと100万ダウンロード、1000万ダウンロードなどとよく聞く数字なので、10万ダウンロードなんて大した事ではないように思うかもしれませんが、個人的には結構な快挙です。もうすぐでアプリ開発をはじめてから8年経ちますが、これまでに自分の作品で10万ダウンロードを超えたのは実はFusionCalcとMagicReaderだけだったりします。完全に一人で作ったアプリに限ればFusionCalcの次に多くダウンロードされたという事になります。