自作LINEスタンプ制作で意識しておきたいポイント&ガイドラインに書かれていない注意点など!

4/03/2014 Leo Rivas(リオ・リーバス) 7 Comments

4月から誰でもLINEスタンプが作れるようになると発表されてから早くも一ヶ月以上が経ちました。既にスタンプ制作が終わって登録できるようになるのを待っているクリエイター達が多いと思いますが、ガイドラインにちょっとした変更点があった事はご存知でしょうか?知らない方は要チェックです!
そしてこれからスタンプ制作に取りかかろうと考えている方達に役立つかもしれない注意点や意識しておきたいポイントなどをまとめてみたので良かったら目を通してみてください。

【送る側よりも受ける側の視点を意識する】

個人的にスタンプを作り始めた時に一番意識したのが「スタンプを受けた側がどう見えるか」でした。どういう事かと言うと、スタンプは送った側と受ける側とで配置される位置が違います。送る側(自分)のメッセージやスタンプは「右側」に配置されますが、相手から送られてくるスタンプやメッセージは「左側」に配置されます。
LINEに限らず、メッセージ系のアプリではずいぶん前からこのような位置関係が確立されていますが、意外と自分が見ているレイアウトと相手が見ているレイアウトに違いがある事を意識する事は少ないのではないでしょうか?これは文章のみであったらまったく気にする事の無い事だと思いますが、絵の場合は結構「見え方」が変わってくるので意識するべきポイントのように思います。

当然、絵によってはどっち寄りに配置されてもまったく気にならないものもあるはずです(特に正面を向いたキャラクターなど)。しかし、キャラが左右どちらかを見ている/向いている/向かっている、といった絵の場合、左側に寄せた状態でどう見えるかで相手が受ける印象が変わるでしょう。

受ける側は “自分は右側にいる" というイメージを持っているはずですから、相手に向かって何かを伝えたい絵なら右の流れのある絵(もしくは正面)、がダイレクトに伝わりやすくなるはずです。
上の例だと、「相手」(左)が「自分の方」(右)に向かってくるような印象に繋がります。

逆に左の流れ(相手の逆方向)を上手く利用する事で成り立つ表現もあるでしょう。例えば逃げていくような絵だったり。

描き手としてはついつい「送る側」の視点になってしまいがちですが、送る側としてではなく「受け取る側」の立場になって描く事を意識するとメッセージが伝わりやすいスタンプになると思います。意識しておきたいポイントの一つです!


【スタンプ画像のサイズの注意点】
ガイドラインにはスタンプ画像のサイズは「(最大)W370 x H320 pixel」と書かれています。それ以上の説明がないので、370 x 320 pxを超えなければ「370 x 300 px」でも良いのか?と困惑しているクリエイターの方も結構いるみたいです。
僕も確実に何が正しいかとは言えませんが、他の2種類の画像の指定サイズには「最大」とは書かれていない事からも、スタンプ画像に限っては「固定サイズは無い」と考えるのが自然ではないでしょうか。
ただ、スタンプは出来る限り大きめに見せた方が良いでしょうから、幅か高さのどちらかは極力最大サイズに近い方が良いと思います。例えば縦に長めの画像だった場合、高さを320に合わせ、幅を適切なサイズまで落とすといった感じにです。
あとは恐らく画像は機種の解像度に合わせて縮小されるようになっているはずですので、ピクセル数は「偶数」で統一する事をおすすめします。ピクセル数が奇数だと、機種によっては綺麗に表示されない(にじんでしまう)可能性が出てきますので、偶数で統一しておくのが無難です。

【余白スペースは10px程度】
最初にガイドラインが公開された時点ではスタンプ画像をトリミングする時、「ある程度の余白が必要」と曖昧に書かれていましたが、今になって「10px程度」と少し具体的な数字が書き足されていました。しかし「程度」と言われてしまうと、8pxは “10px程度” に入るのか? 15pxだとどうなのか?などと気になってしまいますね(^^;;
恐らく出来る限り10pxに近付けておけばまず問題はないかと思います。逆に「10pxピッタリに」と書かれていないのという事は、そこまで細かく気にしなくて良いとも受け取れます。ただ極端に1px〜5pxくらいしか余白スペースがないと審査で落とされてしまうリスクがあると思うので、既に画像を用意されている方は念のため最終チェックをおすすめします!

【タイトルや紹介文は検索キーワードを意識するべき?】
LINE Creators Marketに参入するクリエイターの数はまったく予想できませんが、早かれ遅かれ相当の数のスタンプで溢れかえる事になるでしょう。そうなると自分のスタンプを見つけてもらう為に重要になってくるのが「検索」機能になるはずです。今のところ、ガイドラインでは "用意しておくもの" の中に「キーワード」は含まれていません。となると、紹介文に含まれる文字がそのまま検索に引っかかるキーワードに繋がると考えられます。実際の検索システムがどういう仕組みなのかは分かりませんが、紹介文で使うキーワードは慎重に選んでおいて損はないでしょう。

【他言語タイトルと紹介文も考えておくべき?】
LINEユーザーは日本人だけではありません。総ユーザー数4億人を突破したと発表があったばかりですが、日本人はそのうちの5000万人に過ぎません。つまり残りの3億5000万人は日本語が分からない可能性が大きいと考えるべきです。スタンプなんて絵だから言語なんて関係ない、と考える方も多いでしょうけど、問題はそもそも「絵」を見てもらうところまで辿りつくかどうかです。日本人以外のユーザーにも自分のスタンプを見つけてもらう為には日本語以外の紹介文もあった方が検索で引っかかる可能性が高まるという事です。

現在、ガイドラインには得に言語別の紹介文を用意するような指示はありませんが、iPhoneの言語設定を英語に切り替えてLINEアプリでスタンプショップを見れば全てのスタンプのタイトルと紹介文が “英語” に切り替わる事が確認できます。

次に言語設定をスペイン語に変えたら今度はスペイン語になりました!

更に韓国語も!
全ての言語でチェックしたわけではありませんが、このように言語ごとでしっかりローカライズがされていますよね?同じように他言語の対応ができる仕組みが用意されているのであれば、少しでも多くの言語へ対応しておくべきだと思います。日本語の紹介文をベースにLINE側がその他の言語の翻訳を用意してくれるとはちょっと考えにくいですからね…。

【LINE Creators Marketのオープンは4月中?】
当初、確か4月1日にオープンされると発表されていたはずのCreators Marketですが、4月に入ってもなかなかオープンされません。本日更新の公式ブログでは「4月中」という表現に変わったようです。具体的な日程を発表していないのは、準備が遅れていてまだ日程を発表できない状況なのかもしれません。とはいえ、4月中と言っているのですからもう少し様子を見ながら待つしかありませんね。日程が決まったらまた発表してくれるといいのですが...。

僕はとりあえず1セット完成したのですが、せっかくなので2セット目を作り始めようと思います!!皆もスタンプ制作がんばってくださいね〜☆

【追記】
5月8日に自作スタンプの販売が開始しました!
犬スタンプはコチラから購入できます:

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7 件のコメント:

  1. こんばんわ!検索で見つけてからブログを読ませてもらっています!
    僕もスタンプ作成に挑戦してるんですが、実際スマホでどう見えるかが気になっているところで・・
    キャプチャに乗せて、雰囲気をつかむことはできるんですが、既存スタンプのサイズが分からず実際どう見えるのか比較しようがありません;
    最大サイズ370×320pxなんて大きさのスタンプはスマホにどのように反映されるかご存知でしょうか?

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    1. こんにちは!記事を読んで頂きありがとうございます!
      スマホでどう見えるかは機種によって異なると思うので、現段階ではおおよその雰囲気をつかむ事くらいしか出来ないかもしれません。
      とりあえず大体ほかのスタンプと同じくらいまで縮小したサイズにした絵をキャプチャに乗せて、それをまたスマホ側に戻して確認するという手法がベストだと思います。そこで見た時にしっかり見やすい事が確認できれば実際のスタンプでも問題なく見やすいはずです。
      まだ手探りで色々と試さないといけない段階で大変ですが、お互い頑張りましょうね!

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    2. 返信いただいてありがとうございます!
      なるほど、やはり大体の確認方法になってしまうのですね!
      表示確認が簡単にできればなぁと思って最近ネット検索していたので、
      返信いただけてスッキリしました!
      ありがとうございます!OPENが楽しみです、頑張りましょう!

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  2. スタンプ作りに挑戦しているのですが、PCで見ると綺麗なのにスマホに送るって確認すると色がムラだらけなんです。
    どうしたら改善できるでしょう?

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    1. お返事遅くなってしまい申し訳ありません(><)
      色がムラだらけというのは、PCとスマホでは色の見え方が違うという認識でよろしいでしょうか?
      PCにしてもスマホにしても、機種ごとに色の見え方はそれぞれ異なるのは回避しようがない問題なのですが、PCかスマホ、どちらの色調整が一般的な設定とかけ離れているのかによって対処の方法が違ってきます。
      もしも問題がスマホ側にあるのであれば、今のまま何もしなくても良いと思います。調べる方法としては、いくつかのスマホの端末で色チェックをする事です。他の機種で見ても色がおかしいようでしたら、問題はPCのディスプレイの色設定にあると考えられます。
      その場合は、PC側のディスプレイの色調整を変える事でお使いのスマホの色に近付けるのが一番だと思います。
      なかなか思い通りにいかないのはストレスだと思いますが、めげずに頑張ってくださいね!

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  3. しゅーころ2015年4月26日 9:36

    こんにちは、すたんぷ作りについて質問してもいいでしょうか(;_;)

    大きさが220×200ピクセルくらいでしか、承認されなくて、すたんぷがすっごく小さくなってしまうんですが、どうすればいいのでしょうか?(;_;)

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    1. こんにちは!小さくて承認されないという経験はないので確信はありませが、220 x 200ピクセルはもしかしたら小さすぎるのかもしれませんね。幅の最大値が370 x 高さが最大320 ピクセルですから、せめてどちらかを300ピクセルくらいまでになるように大きく作った方が良いと思います。

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