自作LINEスタンプ販売で一攫千金は狙えるか?LINEクリエイターズマーケット参入のリスクと利点を考えてみた。

3/15/2014 Leo Rivas(リオ・リーバス) 7 Comments

話題になっているので知らない人は少ないだろうと思いますが、近々LINEクイエイターズマーケットがはじまり、誰でも自作スタンプを販売できるようになります!

かなり多くのクリエイターの方達が既にスタンプ作りに励んでいるのが想像できます。中には、実際に始まるまで様子を見ようと考えている方もいるかもしれませんが、次のゴールドラッシュとなり得る可能性は高いので、とにかく参加してみようと考えるクリエイターの方が多いのではないでしょうか。純粋に自分の絵がスタンプになるというだけでも結構嬉しい事ですよね!
僕もそんなクリエイターの一人として実は数日前からスタンプ作りを開始しました。とは言え、色々と不安要素も多い事は否めません。今日はスタンプ市場への参入のリスクと利点についての考えをまとめてみる事にしました。

【リスク1:初っぱなからの競争率の高さ】
スタンプ市場は絵が描けさえすれば誰でも参入できるという敷居の低さから、スタート時点から相当の数が販売されると予想できます。初っぱなから競争率が相当高く、いきなりまったく売れないといった事になってもおかしくないかもしれません。App Storeのようなアプリ市場の場合、アプリ開発はプログラミング知識以外にも総合的に色々な技術を必要する為、ハードルが高く、スタート時点での参入者数は比較的少なく競争率も低かった事から、クオリティがあまり高くなくても出せばそれなりに売れるという状況がしばらく続きました。LINEスタンプの場合はそう甘くないのではと思います。

【リスク2:ストアの形態が予想できない】
そもそもLINEアプリから直接販売されるのかどうかが不明です。恐らくこれまで売られていたスタンプとは完全に分けて売られる事になるであろう事は予想できるものの、それがどういった形態になるかは現段階では不明なので何とも言えません。最低でもジャンル分けや検索機能がしっかりしていなければ、埋もれたスタンプを買ってもらえる希望は薄いのではないでしょうか。
絶対に無いと信じたいですが、これまでのスタンプと一緒に同じ土俵で販売された日にはまったくもって勝てる気がしません(^^;;  無名キャラクターのスタンプでミッキーやらワンピースやらドラえもんに太刀打ちできるでしょうか?
仮にストアがしっかり分けられたとしても、ユーザーが人気キャラクターよりも無名クリエイターのスタンプをどれだけ買おうという気になるかは未数値です。唯一の救いは通常のスタンプの200円の半額の100円で販売されるというところで、この割安感でどれだけのユーザーを獲得できるかにかかっているのではないでしょうか。ただ、それでも既にイラストレータ・漫画家として知名度の高い人達も参入してくるでしょうから、どちらにしても彼らの方が優位な状況にある事は否めません。無名作家がどれだけ勝負できる市場なのかどうかは注目したいところです。

【リスク3:審査がどれだけ厳しいか】
これもまだ事例がない現段階では予測不能ですので考えても仕方ありませんが、出せば何でも販売できるという事はないはずです。あまり単調過ぎたり、類似スタンプが多過ぎるなどの理由から審査で落とされるリスクは当然考えなければいけません。逆にある程度ハードルは高くしてもらった方がストアのクオリティを下げない為にも良い事だとは思いますが、相当頑張って40個ものスタンプを作って審査に通らなかったら結構辛いですよね。それなりの時間を投資するわけですから、このようなリスクがある事も十分承知しておくべきだと思います。

ここまではリスクについて述べてきましたが、それでも絵が描けるならとりあえず参入してみた方が良いと思う理由もあります。

【利点1:成熟しきった巨大な市場とユーザーの幅の広さ】
iOSアプリならiOS機種を持った人にしか売れませんが、LINEスタンプはAndroidが搭載されたスマートフォン全般を含めた全世界の3億人のユーザーに向けて販売できるメリットがあります。アプリの場合はiOS用、Android用と別々にアプリを作ったり、別々のストアに申請したりと、なにかと手間がありますが、LINEの場合は一つのストアから幅広く販売できてしまい、それだけチャンスも大きいという事です。

【利点2:アプリや電子書籍を作るより楽?】
スタンプ40個は数としてそれなりに多いものの、ひたすら絵を描けば良いだけという意味ではアプリを作ったり電子書籍で一冊分の漫画を描いたりするよりは労力は少ないと言えます。
収益性という面でも、Kindleで100円の電子書籍を売るよりは効率が良いかもしれません。Kindleの場合、独占販売しなければ手取りは35%なので、1ダウンロードにつきの利益は35円。LINEスタンプだと半分の50円なので1ダウンロードの収益率は上です。勿論、同じ数が売れた場合での話なので、そもそも売れなければ話になりませんが、とりあえず市場としては既に成熟しきっていて、ユーザー数も保証されているLINEですから、まったくゼロから生まれた新しい市場に飛び込むよりはよっぽどチャレンジする価値はあるでしょう。

【まとめ】
とにかく、実際にはじまって見れば全ての答えは出るはずですが、はじまってからではもう遅いという事も十分あり得ます。リスクも色々とありますが、とりあえずスタート時点から参入した方が少しでも勝算は高まるのではないかと思います。個人的にはApp Storeがはじまった時に出遅れたので、今回は駄目元でスタート時には最低でも1セットは間に合わせたいと考えています。
一応すでに作り始めていますが、まだ5枚くらいしか描けていないので、そもそも間に合うのかという問題もありますが…(^^;;
まあ、一日2〜3枚のペースで描けば4月1日に間に合う計算なので、なんとか頑張ってみます!


無事販売できたら是非購入を検討してみてください☆

【追記】
5月8日に自作スタンプの販売が開始しました!
犬スタンプはコチラから購入できます:
https://store.line.me/stickershop/detail?packageId=1000013

【関連記事】
>> 自作LINEスタンプ制作で意識しておきたいポイント&ガイドラインに書かれていない注意点など!

7 件のコメント:

  1. こんにちは。私も本件に興味があり、記事をワクワク拝見いたしました。クリエーターズマーケットへの画像登録開始時期ですが、何か情報お持ちですか?

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    1. こんにちは!自分の絵をスタンプに出来るのはワクワクしますよね!
      クリエイターズマーケットの登録は4月1日との発表がありましたが、現時点ではまだオープンしていないようですねぇ。それ以上の情報は特に公表されていないと思うので、あとはとにかく待つしかないかもしれません。
      早くオープンして欲しいですね!

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    2. こんにちは。私もスタンプ画像を用意して待っています。競争率の高さはあるかもしれませんが、3億人を超えるユーザ数に魅力を感じています。
      はやくオープンして欲しいですよね。

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    3. こんにちは!かなり多くのクリエイターが頑張ってスタンプを作って待っているはずなので早くオープンして欲しいですね〜!クリエイターにとって魅力的なマーケットになってくれる事を祈りましょう!

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  2. ご返答、ありがとうこざいます。実はまだあと13デザインを仕上げないといけないので、今夜頑張ります。笑

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  3. 延期されたらしいですよ?
    詳しい事は知りませんが。。。

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    1. そうですね〜、なんとか4月中にオープンしてもらえるといいんですけど...。

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