専業アプリ開発者を引退します!5年間ありがとうございました!
2013年も大勢の方達の応援のおかげで乗り切る事ができました!応援してくださった皆様への感謝の気持ちで一杯です!
この年末年始、“アプリ開発者を引退するか否か・・・” 本当に悩みました。
そしてとうとう考えがまとまったので、自分なりに出した答えを発表したいと思います。これまでの経緯を知らない方はこの辺りを読んでみてください:
>> アプリ開発引退をかけた渾身の新作!FusionCalc2をリリース!〜これで駄目なら俺は辞めるぞ!〜
>> マジか!?FusionCalc2がアメリカのTVデビュー!?夫の人生最大の賭けとは!?
結論から言うと、アメリカでのプロモーションは大失敗に終わりました。
FusionCalc2の12月のアメリカでのダウンロード数は「286」、初代FusionCalc Liteが「453」、そして年末に無料化した初代FusionCalcの有料版も「519」ダウンロードという結果です。
全世界での期間限定無料セールのダウンロード数は、約3000ダウンロードという結果で、これまでの無料セールの中でも最も低い結果となりました。
このような結果になってしまった理由のひとつに、クリスマスから新年にかけての大手メーカーのホリデーシーズンセールに完全に埋もれてしまい、太刀打ちできなかったというのが挙げられます。結局、今回かけた40万円以上のプロモーション費用はかなり大きな損害となってしまいました。
ただ、プロモーションそのものが大失敗だったとは思っていません。
今回のプロモーションを決意した事が切っ掛けで様々なメディアからの注目が集まり、結果、日本ではダウンロード数が伸びたことも事実です。
>> 次のアプリが成功しなければ「引退します!」〜個人開発者の覚悟にみるアプリ収益の現実〜
>> 国連から表彰されても引退なの?個人アプリ開発の世界は残酷だ。-リオ・リーバスさんインタビュー
アメリカでのプロモーションによる直接的な効果は薄かったものの、それに伴うインタビュー記事やブログ、SNSなどの影響により、1万ダウンロード以上の効果を生み出すことができました。その1万ダウンロードで40万円を回収するには時間がかかると思いますが、更に口コミで広がる可能性も否めないので、損はしたもののプロモーションをやって良かったと前向きに捉えています。
しかしながら、大きな賭けに出たアメリカのプロモーションは失敗し、FusionCalc2のダウンロード数はいまだ8万弱といったところです。
しばらく食べていくには困らないと思いますが、ずっとこの収入が維持していけるとは思いません。今回の結果と同じくらいのダウンロードか、もしくはまさかの大ヒットを狙うしかないのですが、それが叶うかどうかの保証もありません。
やはりアプリで食べていくのは本当に難しいなと改めて思いました。
ただ、このアプリ開発の仕事に将来性も見いだせず、手応えも感じていないのかと言うとそうでもなく、正直、あともう少しだけ頑張れないかという気持ちがあります。本当はまだ続けたい・・・!!
でも、それではこれまで何かと言い訳をつけながらズルズル続けてきた事をまた繰り返してしまうし、流石にこれ以上は家族に迷惑をかけるわけにはいきません。
約束の期限までに結果を出せなかった事に対してのケジメはつけなければいけないという気持ちが強いです。
そう言う訳で、アプリ開発一本で稼いでいくという道は捨てなければいけない時がきたと思っています。
これからは新たな仕事を見つけ、安定したお金を作る事を優先していこうと腹をくくりました。
今後のアプリ開発は、趣味程度になってしまうと思いますが、ポンコツ車を何年もかけてコツコツ修理していくような感じで、本業の仕事の空き時間を見つけては、アイディアを練ったり、プログラムを組んだり・・・・それでもマイペースにアプリ開発に携わっていけたら幸せです。
これまでの数年間、アプリ開発一筋で仕事ができたこと、本当に感謝しています。
そして、
“アプリ開発ドリームを掴むんだ!”
と、夢をみて希望を持ってこれまで頑張ってきましたが、最後にそのような姿をお見せすることができなかったこと、本当に申し訳ありません。
“引退”とは言ったものの、前々から色々と要望があった他のアプリのアップデートなども含めて地道に行っていこうと思います。これからも気持ちよくアプリを使い続けてもらえるように最低限のサポートを続けていくことが、僕を支え、応援して下さった方々への恩返しになると思っています。
これまでお世話になったメディアの方々、そしてスタジオルーペのアプリユーザーの皆様、本当にありがとうございました!
今後はアプリ開発は「本業」ではなく「趣味に近い副業」として割り切るつもりである以上、これからも是非応援してくださいとは言いづらいのですが、もし今後も僕の作る作品に少しでも興味があるようであれば、注目してくださるとありがたいです。
2014年もよろしくお願いします。
スタジオルーペ
リオ・リーバス
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