アプリ開発引退をかけた渾身の新作!FusionCalc2をリリース!〜これで駄目なら俺は辞めるぞ!〜

10/30/2013 Leo Rivas(リオ・リーバス) 4 Comments

日本の大手通信企業も社内導入し、累計50万ダウンロードを記録するiOS電卓アプリ「FusionCalc」の最新版「FusionCalc2」をリリースしました!
(*別アプリとしてのリリースとなるため、App Storeから新規にダウンロードする必要があります。無料アプリなので迷わずダウンロードしてみてください!)
リンク:https://itunes.apple.com/app/fusioncalc2/id696292099?l=ja&ls=1&mt=8


FusionCalcの最大の魅力は、数字を視覚的にドラッグ&ドロップで保存できるメモリ機能です。今回のバージョンより、保存した数字ごとにメモを書き込める「メモ機能」の他、数字をリスト化し合計数を確認できる「カート機能」も加わりました。 
その他に、一新されたデザインや、要望が多かったコピー&ペースト(数字を長押し)などが加わり、より使いやすい電卓に生まれ変わりました!まだまだ今後たくさんの便利機能を追加し、更に進化させたいと思っているので、アップデートにもご期待ください!

なお、今回のアプリはとりあえずは「無料版」のみのリリースとさせて頂きます。これがアプリ開発者として最後の作品になる可能性があるため、無責任に有料版を出したくないというのが理由です...。
iPhoneアプリ開発を始めて5年、それなりのヒットや話題作を作る事ができ、国連主催のイベントで賞を頂くというような光栄な事もありましたが、なんだかんだとギリギリの生活がずるずる続いていたところもあります。これまで何度も引退を考えた事はありましたが、次こそは、次こそは、と妻を説得しながら家族にだいぶ苦労をかけながら開発を続けてきました。
(詳しくは妻のブログをどうぞ:iPhoneアプリ開発者の妻になるまで。

妻とは30歳までに結果が出せなければ辞めると約束をしていましたが、ちょうど30になった去年「MagicReader」というアプリがテレビやメディアで取り上げられ話題になり、Yahoo!JAPAN インターネットクリエイティブアワード 2012のノミネート作品に選ばれたり、国連主催のWSAアワードを受賞したりと、なかなか辞めるに辞められる状況ではなくなりました(^^;; そこでなんとなくあと一年だけ伸ばそうという流れになって今に至るわけですが、男としてのケジメもあるので、30のうち、つまり31になるまでをタイムリミットと決めて今回のFusionCalc2を開発しました。
「2」を作る切っ掛けとなったのは、今年の5月末あたりにKDDIさんから社内用のiPadにFusionCalcを導入したいというメールを頂いた事です。改めてFusionCalcのポテンシャルを見直す切っ掛けになりました。最後に全力投球するならば、自分の最大のヒット作である「FusionCalc」に持てる力の全てを注いで最高の作品に磨き上げ、勝負するしかないと思ったのです。
それから徐々にFusionCalc2の構想を練り始め、数ヶ月この作品の開発に没頭してきました。期限を決めて開発していたので、初期リリース版にはそれなりに妥協点もあり、練り込みたかった事の全てを最初から入れる事は出来ませんでしたが、タイミリミット内に出来る事はやり切ったので、今回のアプリが大失敗に終わったとしても悔いが残らないくらい力を出し尽くしたつもりです。

本当ならばこんな引退宣言のような発表はしないで、駄目だったら静かにフェードアウトすれば良いだけの事なのですが、作品に託した想いを書き留める事にしました。

どうなるか分かりませんが、良かったらFusionCalc2を応援してやってください!どうぞよろしくお願いします!!

スタジオルーペ
リオ・リーバス

4 件のコメント:

  1. 以前こちらでモチベーション維持について質問した者です。
    引退をかけた決意、なにか言おうと思いましたが、言葉にうまく表現できません。
    私も、会社でのアプリ開発を辞め、年末に派遣での再出発となりました。
    こちらのブログにはいろいろと情報を提供していただき感謝しております。
    ありがとうございました。

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    1. コメントありがとうございます!今くらいのペースでギリギリの生活で粘り続けるだけならあと1〜2年は何とかなると思うのですが、流石にこれ以上家族に迷惑をかけ続けるわけにもいかないので、今回の作品を最後の勝負と決断しました。なかなか厳しい世界ですよね。
      お互いこれからも頑張りましょう!

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  2. すいません、iPad版の開発予定などはございますでしょうか?

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    1. 少し時間が必要ですがユニバーサルアプリとしてiPadに対応する予定です!

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