電子書籍出版で無名作家の本は売れるのか!?出版から3週間の感想と総売上額を公開!
電子出版には興味があるけど、果たして作ったところで実際どこまで売れるだろう...?
作る労力に見合った結果が得られるのかどうか、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。今日はとりあえずKindleストアで出した4冊の本の売れ行きを見ながら、現実的にそのへんがどうなのかをお答えしてみようと思います。あくまでも一例に過ぎませんので、参考までに♪
一応、Kindleの規約上、細かいダウンロード数などのデータを公表する事はNGらしいので、具体的な数字は公表できないのですが、Kindleストアにとってプラスの印象を与えるデータなら良いという曖昧なルールが存在するそうなので、ちょっとボカした感じで、できるだけイメージアップになるように書かせて頂きます(笑)
そして1週間前に「誰でも電子出版〜MacとPagesで作るiBooks&キンドル本!縦書きにも対応!〜」を配信開始しました。
これら4冊の現段階での売り上げは総額で約45000円です。実際はそこからAmazonさんの取り分が引かれるので、自分に入る収益的には2〜3万といったところです。まあ、正直なところお小遣いレベルの話になってしまいますね...(^^;;
しかし!
大体どの本も毎日のようにちょこちょこと売れ続けています。リリースから3週間経って話題性としては薄れてしまった「マヤとカラス」も含めてです。電子書籍で絵本は売れないだろうな〜、なんて気持ちで出したものの、意外と売れるという事が分かりました!(まだ絵本の数が少なくて競争率が低いのも原因かもですが...)
発売直後の勢いを除くと、絵本以外も含めた全ての本の一日の収益は1000円〜1500円くらいになります。このペースでどれだけ続くかは今はまだ分かりませんが、このままいけば月に3〜4万にはなるという計算ですね。更に本をどんどん出せばもっといくかもしれません。こればかりは今後数ヶ月の売れ行きを見ていかなければどうにも判断しがたいところですが、仮にもちょこちょこ売れ続けてくれるのであれば、「電子書籍って結構イケるんじゃない!?」と思ってしまいます。
というのも、実は絵本のうちの一つの「ズズのズッキーニ」という本はApp Storeでは無料で配信している本なのですが、App Storeでは、有料から無料にした直後は1000ダウンロード以上あったものの、勢いが落ちた今では一日ゼロ〜数ダウンロードにまで落ちてしまっています。言わばランキングから消えたら存在しないも同然という事です。無料ですらダウンロードされなくなってしまうのです...。
そして、Kindleストアではどうなのかというと、まったく同じ本が200円であるにも関わらず、そして現在1万5000位という完璧にランキング的には埋もれた存在であるにも関わらず、数日に1ダウンロードくらいのペースで売れています。まあ、凄い事でもなんでもないですが、無料でも配信しているものとしては悪くないと思います。
もう一つの「マヤとカラス」の方は無料版が存在しないからなのか、毎日 "ちょこちょこ" 売れています。あんまり具体的な数字が出せなくてスミマセン(><) 1以上、10未満の範囲内で想像してください(^^;;
まあ、絵本ですから、大体こんなもんです。爆発的に売れるようなジャンルの本ではないですから、個人的にはこれでも想定していた以上によく売れるなぁと感心しているくらいです。
もう少し購入者層が広がるマンガとかだったら、もう少し売れるのかも?それとも返ってメジャーなタイトルに埋もれてしまって売れないというパターンも考えられますが、そのへんはいずれマンガを出せる日がきた時に実験してみたいと思います。
個人的な結論としては、電子書籍出版には想像していた以上の手応えを感じています。これだけで食べていけるかと言ったら、今の僕では無理でしょうけど、副収入としてのポテンシャルは大きいと思います。
アプリ市場はヒットした時の勢いは凄いですけど、勢いが落ちたあとや、空振りした時は本当にヒドイもんです。僕の場合はたまたま一作、「FusionCalc」というアプリの無料版がヒットしてくれたおかげで、この2年半ほどは、広告収入だけでそれなりに生活ができていますが、有料アプリの売り上げなんてお小遣いレベルです。アプリで食べるなら無料の広告モデルで長く使われ続けるものじゃないと安定した収益は見込めないと思います。それだっていつまで使われるかなんて分からないので、よほど長く使われるアプリじゃない限り、新作を生み出し続けていかないと正直厳しいんじゃないでしょうか。
電子書籍に関しては基本的には売り切りモデルなので、無名作家が爆発的なヒットを見込む事は難しいでしょうが、安定したロングセラーが狙える市場なんじゃないかなと、なんとなく手応えを感じているところです。これは「どちらの市場の方が良い」という話ではなく、「アプリにして売れなかった本が電子書籍ストアでも売れないとは限らないよ」という事が言いたいわけです。どうせ売れないだろうな〜、とためらっている方は、とりあえず試すだけの価値はあると思いますよ!
もうすぐiBookstoreの方でも3冊ほど本が出る予定なので、そちらの方の動向もチェックしたいと思います☆
はじめまして、ユウと申します。電子書籍のことを検索していてこちらに来ました。絵電子書籍のアマゾンの取り分がどのように決まるのか、教えていただきたいのです。アマゾンの規約を見てもよくわからないのです。
返信削除私はMACでないので、アマゾンに直接出そうと思います。あまり分量のない30ぺージくらいの健康関連の本です。もし、著者の収入割合をご存知でしたら、私のメールにお返事をお願いできますか?
印税率はKindleストアに独占販売するかどうかによって変わります。独占であれば70%、他の電子書籍ストアでも販売する場合は35%です。
返信削除こちらの記事を参考にしてください:
http://www.studioloupe.com/2013/02/kindle.html