無名作家の本が「絵本・児童書」カテゴリ1位に!電子出版への期待が膨らむKindleストア!

2/27/2013 Leo Rivas(リオ・リーバス) 0 Comments

一週間前にKindleストアで販売開始した新作絵本「マヤとカラス」がなんと本日「絵本・児童書」カテゴリ内の有料Top100の1位になる事が出来ました!!
これは結構凄い事なんじゃないかと思います!

「絵本・児童書」カテゴリとは、全部で26個ある主なカテゴリのうちの一つなのですが、「絵本・児童書」の中には更に12個のサブカテゴリに別れています。それらは、

・絵本
・読み物
・ノンフィクション・伝記
・学習
・お絵かき・うた・音楽
・実用・工作・趣味
・クイズ・パズル・ゲーム
・スポーツ
・図鑑・事典・年鑑
・超能力・不思議・占い
・学習まんが
・紙しばい

です。

この全てのカテゴリの中で1位になったという事です!勿論、総合1位なので、サブカテゴリの「絵本」の中でも1位です!これはもう「Kindleストア・ベストセラー絵本作家!」という謳い文句を使ってもいいんじゃないかと思ったりもします(笑)

まあ、実際にはまだまだこのカテゴリ(もしくは日本でのKindleストア全体)が発展途上というか、市場として伸びきっていない事もあると思うのですが、こうやって無名の絵本作家が電子出版界で世界No.1と言われるAmazonのKindleストアで1位という結果を残せたという事はとても大きな功績だと思います。

電子出版そのものへの期待も膨らみますし、これから電子書籍を作って出してみたいと考える個人の方達へ少しでも希望を与える事ができれば嬉しいです。

絵本のような子供向けの本というのは、子供が自ら選んで買うというよりは、親が買って電子デバイスを使って読んであげるという事になるので、本屋さんに行って子供と一緒に選ぶという流れとはちょっと違いますし、まだまだ紙の本で読ませてあげたいと思う親も圧倒的に多いとも思うので、そのぶん不利なところはあるでしょう。実際、僕も出来れば自分の絵本が紙の本という形で書店に並ぶのを見てみたいですし、子供達には紙として触れてもらいたい気持ちもあります。

ただ、絵本のように昔から代々伝わる強敵な名作ぞろいの市場では、そうそう新人作家が入り込める余地がありません。そこに希望の光として登場したのが電子出版だと思うんです。なんらかの形で少しでも人目に触れる機会を作る事ができれば、もしかしたら実際の出版という可能性だってあるかもしれませんから。だからAmazonが独占販売のルールをデジタル版のみの縛りにして、物理的な本の販売は許可してくれているのはありがたい事です。

既に日本のAmazonでもプリント・オン・デマンド(POD)という、注文されてから印刷して出荷されるサービスが始まっていて、今のところは出版コードの取得など費用がかかって個人レベルで参入するにはハードルが高いサービスではあるものの、将来的にはこの壁がなくなって、誰でも参入しやすくなると思います。そうなれば個人でも、紙の本としての出版が電子書籍出版並みに簡単になるだろうと予想できます。
将来的には「オンデマンド印刷版の購入者には電子版も付く」とか、「電子版の保持者は普通より安くプリントできる」、みたいな事が起こったりするんじゃないでしょうかね〜。

デジタル出版界がどんどん盛り上がる中、時代の流れとはいえ、反対に個人経営の書店などがどんどん厳しい状況になってしまうのは残念です。この前も、娘と小さな本屋さんに入った時、本屋のおじさんが「もう全然売れなくなっちゃってダメだね〜」なんて近所のおじさんと話しているのを聞いて、なんともやるせない気持ちになりました。

今後の本屋の展開として、今まで通り本を並べて売るのと同時に、それこそAmazonみたいな企業と手を組んで、本屋に置かれたタブレット端末なんかで途中まで立ち読みした本を、その場で注文してオンデマンド印刷をして持ち帰れる、みたいな事ができるようになれば生き残れるんじゃないかな〜。初期の出費とかが半端じゃなさそうなのでまだまだ現実的ではないのでしょうが...。
本屋さんも生き残れて、デジタル出版も盛り上がって、作家も潤う、そんな皆にとって幸せなシステムが生まれて欲しいものです。

とにかく時代は常に動いているという事だけは確かなので、気付いたら置いていかれていた...、なんて事にないように、常に新しい事の動きに敏感に、そして積極的に取り組んでいく姿勢が大事だと思います!探究心を絶やさない事こそが、新しい時代を生き抜くサバイバルの極意なのかもしれません。

早い話、1位を取ったからと言って浮かれている場合ではありませんね(^^;;
これからも、もっともっと上を目指して頑張ります!!

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