『iPhoneアプリ開発者の妻になるまで』第1部まとめ!

9/25/2012 Leo Rivas(リオ・リーバス) 0 Comments

妻が書き始めた「iPhoneアプリ開発者の妻になるまで」シリーズの第一部が遂に完結しました。こんなに人気シリーズとなるとは、本人も僕も予想していなかったので驚きです。

このシリーズは僕が開発者になってから、妻と結婚し、はじめてiPhoneアプリ開発を本業に出来るようになった所までの奮闘記です。勿論、この後も色々と苦労はありますが、一時的に成功という結果を納める事ができたという意味では、これから成功しようと頑張っている人達に少しでも勇気と希望をもってもらえるのではないかと思います。

以下が「第一部」の1話から6話までのまとめです:

シリーズの第一回目です。本当はこの一回で結婚までの流れを軽くまとめるつもりだったようなのですが、書き始めたら一回では書ききれない事が判明し、「つづく」にしたらパート6まで続く長いシリーズになってしまったようです(^^;;

思った以上にiPhoneアプリは売れなかったという現実的な話...。ただ、誰がやっても売れないような市場であればすぐにも撤退していたでしょうが、しっかり売れている人達がいる中で自分に売れるアプリが作れない事が何より悔しく、諦めきれなかったんですよね...。

まだまだ全然軌道にも乗っていなかったこの時点での結婚は無茶だったかもしれませんが、ある意味で良い刺激というか、結婚式までのタイムリミットという物が出来た事で僕もそれまで以上に頑張れたのは確かだと思います。高校の時の英語の先生が言っていた、締め切りがないと達成できない事もある、という意味がやっと理解できた気がします。

この回で紹介されている母からの手紙には勇気づけられました。どんなに強い精神力の持ち主でも、極限状態まで追いつめられればリタイアしたくなる気持ちが芽生えてくるものですが、それでも、もしかしたらゴールはあと一歩先という所にあるかもしれないと信じる事ができれば、もう一歩前に前進できる力が湧いてきます。

この回の最初に登場する軍手の写真は実際に僕が当時使っていた物です。実際はもっとボロボロになるまで使っていました。この仕事ではゴム張りの軍手がないと話にならないのですが、実費で買わなければいけないため、全ての指に穴が空くくらいまで使い込んでいました。たった数百円の話なんですけど、そのくらい切り詰めていたという事なんです。軍手も最高の状態とボロボロの状態とでは、力の入り方が全然違うので、通常の1.5倍くらい無駄に力を浪費していたと言っても過言ではないと思います。そこまで切り詰めて生活をしていたのに、あんな太っ腹なキャンペーンを2回もやるというのは相当な勇気が必要でした。でもこれで失敗したら終わりにしようという覚悟も当然あったので、無謀と思われようと全てを賭けて、最後の挑戦が出来た訳です。

結婚式の資金を使って大きな賭けに出たのは本当に無茶な事でしたが、同時に開発者生命を賭けて挑んだキャンペーンでもありました。これで失敗していても悔いは残らなかったと思います。続けるにしても辞めるにしても、やれる事は全てやりきりたかったんです。仮にこの時に失敗していても、開発を完全にやめて残りの2ヶ月、がむしゃらに働いていれば結婚資金は稼げていたという計算の上でした。そこまでしても結婚式はどうしても挙げてあげたかったのです。「結婚」とは要は「約束」という事だと思うのです。どちらも守らなければいけないモノですよね。そして、それを守る事で生まれるのが「結束」です。式をあげるというのは妻と結婚してからの最初の約束だったので、それを守るために頑張ってこれました。色々と大変でしたが、長い雨の日々が一時的にでもやんで、晴れてくれたおかげで、僕達は次の大きな試練を乗りこえる為の「結束」の力を身に付ける事が出来たんじゃないかと思います。


そんなわけで、「次の大きな試練」と立ち向かう第二部もそのうちスタートするんじゃないでしょうか。すぐにではないと思いますが、楽しみに待ちましょう♪

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