生まれ変わった魔法の電卓:FusionCalc+

12/17/2011 Leo Rivas(リオ・リーバス) 1 Comments

スタジオルーペ最大のヒット作、「フュージョン計算機」の新作がリリースされました!
新デザインに加え、特に要望の多かった機能などを追加し、「FusionCalc+」となって生まれ変わりました!
文章よりも動画で見た方が分かりやすいと思うので、まずは動画をご覧ください:



オリジナル版からの変更点は:

【新しいデザイン】
旧フュージョン計算機はポップでオモチャっぽいデザインを意識して作りましたが、
今回は旧デザインの雰囲気も少し継承しつつ、よりクールでカッチリしたデザインにする事に挑戦しました。
ただカッコイイだけのデザインではなく、使い勝手もしっかり意識して作ったつもりなので、見た目が良くなっただけではないという事を実際に触って実感してもらいたいと思います。

【メモ機能】
フュージョン計算機の特性であるドラッグ&ドロップを活かし、
数字を簡単にメモに残せる機能を追加しました!
メモした数字の横にそのまま好きな事を書いておく事ができます。
今回の最大の目玉機能です!

【ショートカットキー】
要望の中でも結構多かった「00」ボタンの他、ついでに「000」と「0000」まで追加してしまいました!
0が多ければ多い計算ほど役立つ機能ですね。

【消費税ボタン】
こちらも要望が多かった機能の一つでした。
国によって消費税が違うのでカスタマイズ式にしました。設定画面でいつでも変更できます。税抜きをする時は(-)(TAX)です。
あと、アメリカ旅行に行く時など、チップの計算がすぐ出来るように15%に変更して使ったりもできます!

【バックスペース】
これも多かったので旧作のクリアエントリーからバックスペースに変更しました。
間違えた時の打ち直しが解消されてより使いやすくなったと思います。

変更点としては大体こんな感じですね。

正直に申しますと、このFusionCalcはまだまだ僕の思い描いている未来の電卓からは程遠いものです。
今まで作ってきたアプリの中でも非常に完成度の高いものに仕上がったという自信はあるのですが、それはあくまでも僕自身の力量の範囲内での話であり、最終的に作りたいと思っている電卓と比べてしまうと、20%くらいの完成度といった具合です。
そこで、以前も発表しましたが、現在、ベテランプログラマーのいたのくまんぼうさんと一緒にいくつかコラボ作品を作っているのですが、
そのコラボシリーズとしていずれFusionCalc(という名前になるかどうかは分かりませんが)の決定版的な電卓を作りたいと密かに目論んでいます。
ただそれの開発は今現在はまだ始まってすらいないのと、他にも色々と面白いアプリを発信していく予定なので、いつになるかはまったく予想ができません。
とりあえずこれ以上に凄い物が「いずれ出る」可能性がある、という事だけはご了承ください。
初代iPadを持ってるからiPad2を我慢してiPad3まで待つ人もいると思うので、
今回のを我慢して「待つ」という選択肢もあるという事です!

ただ、やはり開発を続ける為にはお金が必要なのも事実で、買う余裕のある方には是非買ってもらいたいという気持ちもあります(^^;
恩は「より革新的アプリ」を世に送り出すという形で必ず返すと約束します!
どうぞよろしくお願いします!!

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【SUSOKU】が【SUDOKU】の商標権侵害の疑いをかけられた件について

12/14/2011 Leo Rivas(リオ・リーバス) 1 Comments

今朝、Appleからメールが届いきました。
その内容は、ニコリがアプリ「SUSOKU」に対して商標権の侵害を訴えているというものでした。
Appleはあくまで仲介者という立場で、「相手の連絡先を教えるので後は当事者同士で解決してくれ」、「5日以内に問題が解決したという報告がなければ、アップル側で勝手にアプリ配信停止の処置を取る可能性がある」、
といった内容でした。

Appleからのメールには具体的な内容は書かれていなかったので、
とにかくまずはニコリの担当者にメールを送りました。
電話番号もあったので、そちらの方が手っ取り早いとも思いましたが、
電話だとやり取りが何も残らない為、メールで連絡する事にしました。

こちらが送ったメールの内容は、
「申し立てについての詳しい内容を教えて欲しい」、
「SUSOKUという名前がSUDOKUに似ている事に対しての申し立てなのであれば、App Storeに星の数だけある他のSUDOKUアプリは何故問題ないのか」
この2点です。

返事を待つ間、Twitter上で色々なアドバイスを頂きました。
似名称に対しての訴えではないかという意見もありました。
「面白い恋人」問題みたいなものですね。確かに可能性はありますね。

ありがたい事に、今日たまたま顧問弁理士と会う予定があった、つみネコの@suzumusiさんがこの件に関して聞いてくれました。その回答がとても参考になります:

呼称類似で4音中の1音で母音が同じというのは判断が微妙だそうです。数独と数束だと違いである「ドとソ」の子音が近いかどうかポイントとの事。後で子音同士が近いか遠いかを教えてもらいますね。


なかなか専門的な話で複雑ですね。
文字だけではなく、「響き」も重要という事なのでしょう。
とても為になる情報です!

さて、今回の件で分かった事は、訴えられた側は自動的に弱い立場になるという事です。
相手がアップルに申し立てをした時点で、自動的にこちらが悪者として扱われ、
一方的に不利な条件を押し付けられるわけです。5日以内に問題が解決できない場合、アプリの配信停止をされてしまうのですから。

こういう問題については以前少しリサーチしていたため、起こりえるシナリオはいくつか想定していました。
(1)話し合いの結果、和解。どちらもノーダメージで解決。
(2)相手の要望を100%飲み込み、事を荒立てず解決。
(3)相手の言い分が納得できないので反論。5日以内に決着がつかない。この場合は更に2つの可能性に別れます。
  (A)こちら側のアプリが強制的に配信停止になって終了というケース。
  (B)こちらからもアップルに申し立てをして反撃する。この場合、喧嘩両成敗であちらのアプリも配信停止になる事もある。結果、どちらも痛い目に合う。

アップルは面倒な事には巻き込まれたくないというスタンスなので、問題が大きくなるようだったら一度両方とも配信停止にして、解決したら戻ってこいという行動に出る事もあるようです。勿論、必ずそうなるとも限らないそうですが、そういう事例もあるそうなので、多少こちらも強気の姿勢を見せる事で相手が引く可能性もあるという事です。訴える側にもそれなりのリスクがあるという事は知っておいて損はないかも。

さて、今回のこの件に関しての結末ですが、
全ては相手側の単なる「見間違い」だったというオチです。
SOSOKUをSUDOKUと見間違えました、ごめんなさい、と逆に謝られる結果になりました。
人騒がせな話ですが、SUDOKUの名前をもじっている事も事実なので、多少仕方ないですね。
なんにしても大きな問題にならずにすんで良かったです。

名前一つ付けるのもかなり慎重にならないといけませんね。

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