Siriを使いこなそう【リマインダー編】

10/18/2011 Leo Rivas(リオ・リーバス) 0 Comments

前回書いた、【Siri 簡単フレーズ集】が好評だったので、もう少し具体的な使い方を解説していこうと思います。
今回はSiriを使ってリマインダーを使いこなす事に焦点をあててみました。

iOS5から標準アプリとして加わった「リマインダー」ですが、
今までToDo系のアプリを使っていた人達からすれば、これといった特別なアプリではないかもしれません。
ただ、他のToDoアプリには出来なくて、標準のリマインダーアプリにしか出来ない事が一つあります!
それは音声アシスタント機能Siriを使ってリマインダーの登録が音声だけで簡単に出来てしまうという点です。
Siriを使えば、ちょっとした事をサクっとリマインダーに追加する事が出来るので、非常に便利です!

まず、Siriでリマインダーを使いこなす為には、リマインダーの「リスト名」を全て英語に変える必要があります。
例えば、「買い物リスト」の場合は「Shopping List」と言った感じです。ここが重要です!
リスト名をShopping Listと英語にしておけば、
Siriを起動して「Add milk to my shopping list」と言うだけで、
特定のリスト(Shopping List)の中に「Milk」を追加できるようになります!
(*編集の方法:リマインダーアプリを立ち上げる → 左上のボタンをタッチ → 右上の「編集」を選択 → 既にあるリストを選ぶ、もしくは新規リストを作成 → 英語名を付けてあげる)

【Siriでリマインダー機能を使うための具体例】

・リマインダーを見る→ (Show me my) Reminders. *( )内は省略可。
・ショッピングリストを見る→ Show my shopping list.

・買い物リストにミルクを加える→ Add milk to shopping list.
・いくつかの物をリストに加える場合、例えばミルクとハチミツの場合、Add milk and honey to shopping listと言ってしまうと、
「milk and honey」と一つの物として加えられてしまいます。これでも良い場合は、そう言ってしまってもいいのですが、
別々に管理したい場合は、まず "add milk to shopping list" と言います。
本当に加えたいか確認されるので【Confirm】を選びます。
この後、「I've added it」と完了の知らせがあるので、その知らせを聞き終わってから次に "(also) add honey"と言いましょう。
I've added itと言われる前に次の注文をしてしまうと、add honeyだけでは通じなくなり、なんの事か分からないと返ってきてしまいます。
一つ一つの処理が終わった後であれば、何度でも続けて加えていく事ができます。
将来的には一度に「◯◯ and ◯◯ and ◯◯」と同時に言っても、全部べつべつのリストに分けてくれるようになると楽ですね。


・ある特定の場所に着いた時に、何かを知らせてもらう→ Remind me to ◯◯, when I'm at ◯◯.
例えば、「弟の家に行ったらWiiを借りる」の場合→Remind me to borrow Wii, when I go to my brother's (house).
「着いたら」の言い方は【When I arrive at】、もしくは【When I get to】でも良いです。

・スーパー周辺にいる時、買い物リストのチェックをするように知らせてもらう→ Remind me to check my shopping list, when I'm near the super market.
*現在、Siriは日本のマップ検索に対応していないため、こういう使い方をしたい場合、特定の店の名前と住所をアドレス帳に登録しておく必要があります。
*アドレス帳に店の名前を登録する時はアルファベットで入力してください。住所は日本語のままでOK。
*帰宅時に買い物を忘れないようにする場合、駅の住所を登録しておき、"Remind me to shop when I get to [SHIBUYA] " などと言って駅に着いたら通知してくれるようにしておくのも良いかもしれません。

・現在地を離れる時にリマインドしてもらう→ Remind me to ◯◯ when I leave here.
連絡先に登録されていない住所でも、現在地であれば登録せずに簡単にリマインダーを発動させる事ができます。例えば映画館に行って、映画を見終わる頃に忘れてしまうかもしれないような事を、その場を離れる時に思い出させてもらえるわけです。滅多に行かないような場所をいちいち登録しなくて済むので、結構使える機能だと思います。

・電車で乗り過ごさない様に知らせてもらう方法:
例えば、降りなければいけない駅の一つ前の駅で知らせて欲しい場合、その一つ前の駅の住所を事前に登録しておきましょう。
新宿駅で降りるために代々木駅で起こして欲しい場合→ Remind me to wake up at [YOYOGI]
これはSiriを使わなくても、リマインダーから手動で設定する事も出来るので、乗り過ごす事の多い人にはオススメの使い方です!


【最後に】
Siriはまだ日本語対応していない為、日本語の名前や名称だと上手く聞き取ってくれない場合が多いです。何度も手動で直して聞き取ってもらえるようにする事も出来るかもしれませんが、何度やっても上手く聞き取ってもらえない場合、勝手にニックネームを付けてあげると楽になります。例えば、渋谷駅にスティーブというニックネームを付けてしまえば、聞き取ってもらえる確率が数段上がります。ポピュラーな名前であればあるほど良いでしょう。自分にしか分からない暗号みたいになってしまいますが、一つの手段として覚えておくと役立つかもしれません。

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iPhone4Sの音声アシスタント機能を使いこなそう【Siri 簡単フレーズ集】

10/15/2011 Leo Rivas(リオ・リーバス) 7 Comments

Siriは2012年には日本語にも対応すると言われていますが、現時点では2012年のいつかも分かりませんし、最悪のケースを想定して2012年末と考えた場合、まだ一年以上先という可能性だってあります。ただ、iPhone4Sを買ったのに、せっかくの目玉機能を使わないのは非常に勿体ないので、日本語に対応されるまで、英語で頑張りたいという人達向けに、簡単なフレーズ集を作りました。

まず、最初に。Siriをフル活用する為には、少し面倒ですが、アドレス帳に登録してある名前をアルファベット表記に変更するか、もしくは「ニックネーム」を追加してアルファベットの読みを登録してあげる必要があります。
(*ニックネームの追加方法:アドレス帳を開く→ニックネームを加えたい人を選ぶ→編集→下の方の「フィールドを追加」を選ぶ→ニックネームを選ぶ→山田さんの場合はYamadaと入力→完了)

これでSiriを起動して、例えば「Call Yamada」と言えば山田さんに電話をかけてくれるようになります!ただ、現時点ではまだ日本語名の認識力が弱く、聞き間違われる確率が高めです。聞き間違われたら、その間違われた部分をタップし、手動入力で直してあげましょう。そうする事でSiriは学習してくれるので、次から間違われる確率が減ります!

さて、では本題に入りましょう。
どんな言い回しをすればSiriに言いたい事が伝わるか。
極力、単純な例をあげていきます。

本来ならば、「山田さんの住所は?」と聞く場合、What is Yamada's address?と聞くのが正しい英語ですが、Siriを使う場合、実は大事なキーワードさえ含まれていれば、ちゃんとした文章になっている必要は無いのです。だから、Yamada's addressと言うだけでも山田さんの住所を教えてもらう事ができます。
今回は英語が苦手な人でも、いかに簡単に、そして素早く命令を出せるかをテーマに、使えそうなフレーズを選びました。文法は完全に無視しているので、一種のコマンドだと思ってください。


【アドレス帳】
・山田さんの住所は? → Yamada's address.
・山田さんの電話番号は? → Yamada's (phone) number. *Phoneは省略OK。

【電話/メッセージ】
・山田さんに電話する → Call Yamada.
・山田さんにメッセージを送る → Message (to) Yamada. *Toは省略OK。
・山田さんにメールを送る → Email Yamada.
・山田さんとFaceTime → FaceTime Yamada.

【天気】
・今日の天気はどんな感じ? → Today's weather.
・大阪の天気 → Weather in Osaka.
*Weatherの発音が難しい場合、例えば「Rain」や「Sun」と言った天気と関係する単語を一つ言うだけで、雨であろうが天気であろうが、天気情報を出してくれます。

【カレンダーに予定を入れる】
・明日の朝10時に山田さんと会う → Meet Yamada tomorrow at Ten am.
・10月20日の午後3時にミーティング → Meeting, October 20, 3 pm.
・木曜の予定をキャンセル → Cancel Thursday.
*一度に全ての情報を言う必要はありません。まず一言「Meet」と言うと、「いつがミーティングか聞かれる」。「October 20」と答えると「何時?」と聞かれ、「3 PM」と答えればOK。このように情報を小出しにして、ステップに区切る事もできます。

【音楽】
・特定の曲を再生する(Stand By Meを再生) → Play "Stand By Me".
・何でも良いから曲を再生 → Play music.
・前回の続きからそのまま再生 → Play.
・曲を飛ばす → Skip.
・一時停止 → Pause.
・終了→ Stop.

【アラームの設定】
・朝7時に起こして欲しい → Wake up, 7 am.
・朝6時にアラームをセット → Set, 6 am.
・朝6時のアラームを消す → Turn off 6 am. もしくは Cancel 6 am.

【メモ】
・言った事をメモに残す → Note, 〜〜〜.
・メモの中から「あるメモ」(例えばクッキーのレシピ)を探す → Find my [ cookie ] note.
(*日本語のメモでも、たった一つ英語のキーワードが含まれていれば見つけてくれます。例えばクッキーを作るレシピのメモだった場合、全文が日本語で書かれていても、最初でも最後でもどこかにCookieとという単語を加えておくだけで、それをヒントに見つけてもらえます)

【リマインダー】
・ミルクを買う事を忘れないようにリマインダーに加える → Remind, milk.
・家に着いたら妻に電話し忘れないように → Remind me to call my wife when I get home.
*家の住所を登録していれば、家に着いたと同時に通知で知らせてくれます。

【時間の確認】
・今何時? → What time is it?
・ハワイは何時? → Time [is it] in Hawaii? (is itは省略OK)
・今日は何日? → [What is today's] date? (Dateの単語ひとつでOK)

【友達を探す】
「友達を探す」のアプリが入っていて、フォローが承認されていれば、どこにいるか聞く事で、マップで現在位置を表示してくれます。
・妻は今どこにいる? → Where's my wife?

【おまけ】
SiriはデフォルトではiPhoneに登録されている名前で呼ぶようになっていますが、自分の事を好きな呼び名で呼んでもらう事ができます。
例えば、Call me Boss、と言えば、次から「Boss」と呼んでもらえます。
Darling(ダーリン)とか、Baby(ベイビー)とか呼ばせてみても面白いですよ(笑)
是非、色々試して遊んでみてください!

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