青空文庫や自作の本をiBooksで読む方法!
日本ではまだイマイチ盛り上がりに欠けるiBooksですが、実はストアから買った本だけではなく、自分でインストールして読む事も出来ます。PDFにすれば何でも読み込めますが、それだと文字をコピーしたり、ハイライトしたり、辞書で調べたり出来ませんよね?iBooksに特化した形式に変換すれば、それが出来るようになります!
例えば
青空文庫の電子書籍をiBooksで読む事だって簡単です!
青空文庫のサイトから好きな本を選んでダウンロードして、iBooksで読める形式に変換するというプロセスはありますが、それでもiBooksで読む事の大きなメリットがあります!
それは「辞書」機能です。

本を読んでいると、どうしても読めない漢字や、意味の分からない言葉が出てくる事ってありますよね。僕のレベルが低いだけかもしれませんが(^^;;
i文庫なども漢字を選択してウェブの辞書で検索したり、大辞林のアプリを持っていれば、オフラインでも大辞林で読み方や意味を調べる事はできます。しかし、自動とはいえ、別アプリを起動して、意味を調べて、また戻ってくるというプロセスは結構面倒臭いものです。できる事なら同じアプリ内でサクっと調べてすぐに続きが読みたいですよね。それが出来るのがiBooksというワケです!何と言っても「無料」というのが大きい!i文庫も大辞林も両方ともオススメアプリですが、どちらも買ったら結構お金がかかります。「辞書で調べる」機能を重視した場合、iBooksほど便利で使いやすい無料の電子書籍リーダーはありません!
勿論、デメリットもあります。縦表示に対応していないという点です。日本語を読む上で、どうしても縦表示でなければ無理という人は、残念ながらiBooksで読むのはキツイかもしれません。将来的に対応するのかどうかも分かりませんが、少なくとも今は横文字でしか読めません。それでもOKという人は、これから紹介する方法でiBooksで本を読んでみてください!
1)
iBooksをダウンロードする。これをしないとはじまりませんね!→
http://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=82) Mac、もしくはPCで
Sigilというアプリケーションをダウンロードする。→
http://code.google.com/p/sigil/downloads/list(リストの上の方にあるのが最新バージョン。MacかWindows、使ってるOSに合わせて最新のものを選んでください)
このアプリはiBooksでファイルを読む込むために、ePub形式というものに変換するツールです。
3) 次に、
青空文庫のサイトで好きな本をダウンロードしましょう→
http://www.aozora.gr.jp/試しに夏目漱石の「
坊ちゃん」をダウンロードしてみる事にしました。
ページの一番下の方に「ファイルのダウンロード」という項目がありますが、その中にもファイルがいくつかあります。この中にある「XHTMLファイル」というのがダウンロードしたいファイルです。ファイル名の部分をControl+クリックし、「リンク先のファイルをダウンロード」を選択し、ダウンロードしましょう。
4) さきほどダウンロードしたアプリケーション「Sigil」を開きます。そしてメニューバーの「File」から「Open...」を選びます。上の左から2番目のアイコンからでも「Open」できます。ここでは青空文庫からダウンロードしたXHTMLファイルを選びます。すると、画面中央にファイルの中身が表示されます。
こんな感じです。

5) もうすぐです!ePubに変換する前に一つだけやらなければいけない事があります。それは言語設定を「日本語(Japanese)」にする事です。これをしなければ、iBooksはこの本を日本語の本と認識してくれないため、辞書で日本語の文字を調べる事ができません。例えばこれが英語の本だった場合でも、言語設定を日本語にする事で、英和辞書が使えるようになります。つまり、英文は英文のままだけれど、言葉の意味は日本語で表示してくれるようになります。英語を勉強する人にとってかなり便利な機能ではないでしょうか?
言語設定の変更は簡単です。メニューバーの「Tools」から「Meta Editor...」を選びます。そこで「Language」の中から「Japanese」を選ぶだけです。
6) 最後に、「File」から「Save As...」を選びます。Files of Type(保存するファイル形式)は自動的に「EPUB file」になっていると思いますが、確認してからSAVEを決定してください。
7) あとは保存したEPUBファイルをiTunesにドラッグして、iPhoneやiPadと同期するか、単純に自分のデバイスにメールで送るという手もあります。iPhoneかiPadに届いたメールのファイルをタッチするとiBooksで開く事が出来き、自動的に保存されます。それで終わりです!慣れればそんなに面倒ではないと思います。
(*同期する場合は、iTunesに入っていない本はデバイスから消されてしまうので注意してください。)
同じ要領で、ブログやウェブページ、もしくは自分で本を書いたりしてiBooksで読む事だって出来ます!
iBooksで日本語の本が読みたいという方は、オススメなので是非試してみて欲しいです♪
http://www.studioloupe.com/2011/08/ibooks.html?m=0青空文庫や自作の本をiBooksで読む方法!
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