英語脳ってなにさ?
スタジオルーペの作品では、幾度となく「英語脳」を鍛える、という事を売りにしてきましたが、
一体全体「英語脳」ってなにさ?という人も少なくないと思うので、
今日はその辺について少し触れてみたいと思います。
まず最初に、日本の英語教育について考えてみてください。
何故多くの日本人は義務教育で何年も英語を勉強してきたにも関わらず
実際にそれを活用できる人間が少ないのか?
それは教育に問題があるからと言ってしまってもいいのではないでしょうか?
では何が間違っているのか?
それは「単語」や「文法」を「日本語脳」を使って叩き込もうとする学習体制です。
英語を英語で考える「英語脳」を発達させようとせず、
英語を日本語で考える学習体制では、いくら頑張っても「英語脳」は鍛えられません。
本来、英語脳と日本語脳を同時に扱うというのは非常にハイレベルな高等技術です。
同時通訳者を例にあげましょう。
例えプロとはいえ、同時通訳者が一回で休憩なしに続けて通訳できる限界は15分から20分と言われています。
言語Aが耳に入ったと同時に言語Bに変換するわけですから、脳はフル回転です。
相当な集中力が必要とされる為、脳もすぐに疲れてしまいます。
なので同時通訳者は長時間の講演などの場合は、2名、もしくは3人体制で
交代しながら行われるのが一般的です。
それだけ二つの言語を同時で考えるという事は難易度の高い事なのですから、
当然、言語をマスターしていない人間には荷が重くて当たり前です。
言語というのは本来、その言語で勉強をするのが一番自然な形と言えます。
生まれたての赤ちゃんも同じように、何か別の言語と比べるわけでもなく、
ただひたすら聞いて、テキトーに喋ってみたりしながら、
探り探り学んでいくわけですよね?
もちろん、まったく同じようなやり方を勧めているわけではなく、
最低限の知識を身につけたら、後はその言語でのみの勉強に進まなければ
次のステップへは進めず、行き詰まってしまうと言う事です。
その事を全て踏まえた上で、スタジオルーペは英語学習アプリを作っています。
「書きトレ」は「耳」を鍛える事のみに重点を置いています。
どちらかと言えば「英語脳」やら「日本語脳」以前に
まず「考えない」。考えずに「音」を「耳で聞いた通りに書く」事だけに
集中する為のアプリケーションです。
「E.Quiz」は乱暴な言い方をすれば、
何度も転びながら覚えろ、的な学習アプリです。
何故間違いか?などといった解説は一切ないのも、
その理由を考えるよりも、頭に叩き込めば後から分かるようになる、
と言ったような、理屈抜きに学習する為のアプリケーションというわけです。
「E ブレイン」はいちいち日本語脳で考えてしまうクセを
直すために、世界共通とも言える計算問題を使って
「リスニング+英語脳」を鍛える為のアプリケーションです。
全てのアプリに共通する事は、「日本語」で「考えない」という所にあります。
というわけで、今の日本ではまだちょっと馴染みのないスタイルかもしれませんが、
これからもそのスタイルは守り続けていきたいと思っています。
「スタジオルーペの作品は為になる!」、そう言われる日がくるといいな〜。
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